「投資信託に興味はあるけど、何から始めればいいのかわからない…」「NISAやiDeCoってどう違うの?」
このような悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。2025年は新NISAも本格始動し、投資への関心がますます高まっています。しかし、初めての投資はハードルが高く感じられるものです。
この記事では、投資初心者の方でも安心して始められるよう、投資信託の基礎知識から具体的な始め方、メリット・デメリット、そして2025年最新の情報まで徹底解説します。この記事を読めば、あなたも自信を持って投資信託をスタートできるでしょう。
目次
投資信託とは?初心者向けの基礎知識
まずは投資信託の基本的な仕組みから理解しましょう。
投資信託の仕組み
投資信託とは、多くの投資家からお金を集めて一つの大きな資金とし、それを運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券など様々な金融商品に分散投資する仕組みのことです。
「多くの投資家」→「資金をプール」→「運用の専門家が運用」→「運用で得られた利益を投資家に分配」
投資家は「口数」という単位で投資信託を購入します。例えば、1口10,000円の投資信託を3口購入すれば、30,000円分の投資をしたことになります。購入した口数に応じて、運用成果も分配されます。
投資信託の特徴
- 少額から始められる:多くの投資信託は数千円から購入可能
- 分散投資ができる:1つの商品で複数の銘柄に投資できる
- プロによる運用:投資の専門家が運用を行う
- 流動性が高い:原則として営業日であればいつでも解約可能
- 値動きがある:市場の変動によって価格が変動する(元本保証なし)
投資信託と株式投資の違い
項目 | 投資信託 | 株式投資 |
---|---|---|
最低投資金額 | 数千円から可能 | 1株単位(数千円~数万円) |
分散投資 | 1つの商品で自動的に分散可能 | 自分で複数銘柄を購入する必要あり |
値動き | 比較的緩やか | 激しい場合が多い |
運用の手間 | 少ない(プロに任せる) | 多い(自分で判断) |
知識・情報収集 | 比較的少なくてOK | 必要(企業分析など) |
投資信託のメリットとデメリット
投資信託には様々なメリットとデメリットがあります。自分に合っているかどうか判断するために、以下のポイントを確認しましょう。
投資信託の5つのメリット
投資信託は多くの場合、数千円から始めることができます。株式の場合は1株あたりの価格が高いこともありますが、投資信託なら少ない資金でも始められます。
1つの投資信託で多くの銘柄に分散投資できるため、リスク分散が簡単です。自分で様々な銘柄を選ぶ手間がありません。
プロのファンドマネージャーが投資先の選定や運用を行ってくれるので、投資の知識や経験が少なくても始められます。
定期的に一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」が実践しやすく、時間分散効果も期待できます。
個別株式のように企業の財務状況を細かくチェックする必要がなく、初心者でも比較的取り組みやすいです。
投資信託の4つのデメリット
購入時手数料(ノーロード商品なら不要)や信託報酬(運用管理費用)などの各種手数料がかかります。長期投資の場合、この手数料が運用成績に影響します。
投資信託は元本が保証されていません。市場環境によっては元本割れのリスクがあります。
ファンドマネージャーの運用方針に沿って投資されるため、特定の銘柄だけに投資することはできません。
投資信託は基本的に長期投資を前提としており、短期間で大きな利益を得ることを期待するものではありません。
投資信託は、株式や債券などに投資するため、それらの価格変動の影響を受けます。一般的に「ハイリスク・ハイリターン」と「ローリスク・ローリターン」の関係があります。例えば、株式中心の投資信託はリターンが大きい可能性がある一方、価格変動も大きくなります。逆に債券中心の投資信託は比較的安定していますが、リターンも限られます。自分のリスク許容度に合わせて選ぶことが大切です。
投資信託の種類と選び方
投資信託にはさまざまな種類があります。初心者が選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
投資信託の主な種類
1. 運用方法による分類
- インデックスファンド(パッシブファンド):日経平均株価やTOPIX、S&P500などの指標(インデックス)に連動することを目指すファンド。手数料が比較的安く、運用成績が安定している。
- アクティブファンド:ファンドマネージャーの判断で銘柄を選び、インデックスを上回る運用成果を目指すファンド。手数料は比較的高いが、高いリターンを狙える可能性がある。
2. 投資対象による分類
- 株式ファンド:主に株式に投資するファンド。値動きは大きいが、長期的には高いリターンが期待できる。
- 債券ファンド:国債や社債などの債券に投資するファンド。株式ファンドより値動きは小さく、安定性がある。
- 不動産ファンド(REIT):不動産投資信託。オフィスビルや商業施設などの不動産に投資し、家賃収入などからのリターンを得る。
- バランスファンド:株式と債券など、複数の資産に分散投資するファンド。リスクを抑えた運用が可能。
3. 投資地域による分類
- 国内ファンド:日本の株式や債券に投資するファンド。
- 先進国ファンド:米国やヨーロッパなど先進国の資産に投資するファンド。
- 新興国ファンド:中国やインドなど成長が期待される新興国の資産に投資するファンド。
- 全世界ファンド:世界中の資産に幅広く投資するファンド。
投資信託を選ぶ6つのポイント
運用方針の確認
投資対象や運用方法が自分の投資目標に合っているかを確認しましょう。
手数料のチェック
購入時手数料や信託報酬など、各種手数料の水準を比較しましょう。
過去の運用実績
過去の運用実績は将来を保証するものではありませんが、参考にはなります。
リスク水準
自分のリスク許容度に合ったリスク水準の商品を選びましょう。
運用会社の信頼性
実績のある信頼できる運用会社のファンドを選ぶことも重要です。
分配金の方針
分配金の有無や頻度、金額も投資判断の材料になります。
初心者の方には、一般的にインデックスファンドがおすすめです。理由は以下の通りです:
- 手数料が安いため長期投資に有利
- 運用成績が安定している
- 銘柄選定の専門知識が不要
- 分散投資効果が高い
特に、「eMAXIS Slim」シリーズなどの低コストインデックスファンドは、初心者の方でも始めやすいでしょう。
投資信託の始め方ステップバイステップ
投資信託を始めるための具体的な手順をご紹介します。
STEP1:投資目的とリスク許容度を決める
投資信託を始める前に、まず自分の投資目的(老後資金、教育資金など)や、どの程度のリスクなら許容できるかを明確にしましょう。
- 短期的な資金が必要か、長期的な資産形成が目的か
- 価格変動(値下がり)にどの程度耐えられるか
- 投資可能な金額はいくらか
STEP2:口座を開設する
投資信託を購入するには、証券会社や銀行などの金融機関で口座を開設する必要があります。特に新NISAやiDeCoを活用する場合は、専用口座の開設が必要です。
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- マイナンバー確認書類
- メールアドレス
- 銀行口座情報(入出金用)
口座開設はオンラインで完結するケースが多く、スマホから10〜15分程度で申し込みが可能です。審査を経て、1〜2週間程度で口座が開設されます。
STEP3:投資信託の選び方と購入方法
口座開設後は、自分に合った投資信託を選んで購入します。
投資信託選びのステップ
- 自分の投資方針に合う商品を探す(インデックス/アクティブ、国内/海外など)
- 複数の商品を比較する(手数料、運用実績、リスクなど)
- 投資先商品を決定する
購入方法の選択
- 一括購入:まとまった金額を一度に投資する方法
- 積立投資:毎月一定額を自動的に投資する方法(ドルコスト平均法)
初心者には「積立投資」がおすすめです。一定額を定期的に投資することで、相場の上げ下げに左右されにくい投資が可能となります。
STEP4:運用状況の確認と管理
投資信託購入後は、定期的に運用状況を確認しましょう。ただし、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点を持つことが大切です。
- 証券会社のアプリやWebサイトで運用状況を確認
- 必要に応じてポートフォリオの見直し
- 市場動向や経済ニュースをチェック
投資初心者には「つみたてNISA」を活用した積立投資がおすすめです。毎月一定額を自動的に投資することで、時間分散効果が得られます。また、複数の投資信託に分散投資することで、リスクの軽減も図れます。最初は無理のない金額(月5,000円〜10,000円程度)から始め、徐々に慣れていくとよいでしょう。
新NISAとiDeCoを活用した投資戦略
税制優遇制度である新NISAとiDeCoを活用することで、より効率的な資産形成が可能になります。2025年最新の情報を基に、それぞれの特徴と活用法を解説します。
新NISA(少額投資非課税制度)とは
2024年から始まった新NISAは、投資で得た利益(値上がり益や分配金)が非課税となる制度です。
区分 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
---|---|---|
年間投資上限 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期間 | 無期限 | 無期限 |
生涯非課税投資枠 | 1,800万円 | |
投資対象 | 長期・積立・分散投資に適した投資信託 | 上場株式、投資信託など幅広い金融商品 |
向いている人 | 初心者、長期投資志向の人 | ある程度知識のある人、積極的に運用したい人 |
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは
iDeCoは老後資金の形成を目的とした私的年金制度で、掛金が全額所得控除となり、運用益も非課税、受取時も一定の控除があるという税制優遇が特徴です。
- 掛金は全額所得控除(所得税・住民税の節税効果)
- 運用益は非課税
- 原則60歳まで引き出せない
- 職業によって毎月の掛金上限額が異なる(最大68,000円/月)
- 投資対象は定期預金、保険商品、投資信託など
新NISAとiDeCoの比較
項目 | 新NISA | iDeCo |
---|---|---|
掛金の税制優遇 | なし | 全額所得控除 |
運用益の税制優遇 | 非課税 | 非課税 |
引き出しの制限 | いつでも引き出し可能 | 原則60歳まで引き出し不可 |
商品の選択肢 | 幅広い(特に成長投資枠) | 限定的 |
手数料 | 通常の口座管理手数料のみ | 口座管理手数料がかかる |
効果的な活用戦略
両制度にはそれぞれメリットがあり、併用することで効果的な資産形成が可能です。
- NISAの優先順位:一般的には「つみたて投資枠」を優先的に活用し、余裕があれば「成長投資枠」も併用するのがおすすめ
- iDeCoの優先度:所得税率が高い人ほどiDeCoの税制優遇効果が大きい
- 資金の性質による使い分け:中長期(5〜10年)の資金はNISA、老後資金はiDeCoを活用
年代によって最適な活用法は異なります:
- 20代〜30代前半:まずはつみたてNISA、余裕があればiDeCoも
- 30代後半〜40代:NISAとiDeCoを併用するのが効果的
- 50代以上:iDeCoは60歳が近いほど受け取りまでの期間が短いため、NISAを中心に
初心者におすすめの投資信託5選
2025年現在、初心者の方におすすめの投資信託を5つご紹介します。いずれも低コストで分散投資効果が高い商品です。
初心者におすすめの投資信託5選
1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 信託報酬:年0.0968%(税込)
- 特徴:世界中の株式に分散投資できる超低コストファンド
- 投資先:先進国と新興国の株式市場
- リスク・リターン:★★★☆☆(中程度)
2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 信託報酬:年0.0968%(税込)
- 特徴:米国の代表的な株価指数S&P500に連動する低コストファンド
- 投資先:米国の大型株500銘柄
- リスク・リターン:★★★☆☆(中程度)
3. ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 信託報酬:年0.0968%(税込)
- 特徴:日本を除く先進国株式市場に幅広く投資できる
- 投資先:MSCIコクサイ指数(日本を除く先進国株式)
- リスク・リターン:★★★☆☆(中程度)
4. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 信託報酬:年0.0938%(税込)
- 特徴:米国株式に幅広く投資できる低コストインデックスファンド
- 投資先:S&P500指数(米国の大型株)
- リスク・リターン:★★★☆☆(中程度)
5. ひふみ投信
- 信託報酬:年1.078%(税込)
- 特徴:人気の高いアクティブファンド。運用実績が良好
- 投資先:主に日本株中心、一部海外株式
- リスク・リターン:★★★★☆(やや高め)
上記はあくまで一例です。実際に購入する際は、最新の情報を確認し、自分の投資目的やリスク許容度に合った商品を選びましょう。
初心者の方は、まずつみたてNISA口座を開設し、eMAXIS Slim 全世界株式などのインデックスファンドに毎月1万円程度の積立投資から始めるのがおすすめです。投資に慣れてきたら少しずつ金額を増やしたり、複数のファンドに分散投資したりするとよいでしょう。
投資信託の運用のコツと注意点
投資信託を長期的に運用していくためのコツと注意点をご紹介します。
成功するための5つのコツ
- 長期投資を心がける
投資信託は短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で運用することが重要です。市場は短期的には上下しますが、長期的には成長する傾向にあります。 - 積立投資を活用する
定期的に一定額を投資する「ドルコスト平均法」を活用することで、相場の高値掴みを防ぎ、平準化した価格で投資できます。 - 分散投資を実践する
複数の異なる投資信託(株式型・債券型など)や地域(国内・海外)に分散投資することで、リスクの軽減が期待できます。 - コストを意識する
信託報酬などの手数料は長期的な運用成績に大きく影響します。特に長期投資では、低コストの商品を選ぶことが重要です。 - リバランスを定期的に行う
資産配分のバランスが崩れたら、定期的に元の配分に戻す「リバランス」を行うことで、リスクコントロールができます。
失敗しないための注意点
- 短期的な値動きに振り回される:市場の短期的な変動で一喜一憂し、売買を繰り返すと手数料負担が増え、長期的なリターンを逃す可能性があります。
- 分配金の罠に陥る:分配金が高い投資信託に飛びつくと、実は元本から払い出されていることがあり、長期的にはマイナスになることも。
- 過去の実績だけで選ぶ:過去のパフォーマンスが良かった投資信託が、今後も同様に良いパフォーマンスを出すとは限りません。
- 投資を中断する:相場が下落したときに怖くなって積立を中断すると、安く買える機会を逃してしまいます。
- 情報収集を怠る:定期的に運用状況や市場環境をチェックせず、見直しの機会を逃してしまいます。
市場の変動に対する心構え
投資を続けていく上で、市場の変動に対して正しい心構えを持つことが大切です。
- 短期的な変動は投資の「コスト」と考える
- 下落相場はむしろ「割安に買える好機」と捉える
- 感情に左右されず、投資計画を粛々と実行する
- 投資は「急がば回れ」の精神で淡々と継続することが重要
投資信託の真価は長期投資による「複利効果」にあります。例えば、年率5%のリターンを得られる投資信託に毎月1万円を30年間積み立てた場合、支払総額360万円に対し、最終的な資産は約800万円になる可能性があります。このように、長期間投資を継続することで複利効果が働き、資産が効率的に増えていきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 投資信託はいくらから始められますか?
投資信託は商品や金融機関によって異なりますが、多くの場合100円や1,000円などの少額から購入可能です。特に積立投資の場合、月々1,000円程度から始められるところが多いです。初心者は無理のない金額から始めて、慣れてきたら徐々に増やしていくとよいでしょう。
Q2. 投資信託と株式投資、初心者はどちらから始めるべきですか?
初心者の方は、まず投資信託から始めることをおすすめします。投資信託は専門家が運用を行い、1つの商品で分散投資できるため、個別株式に比べてリスクが分散されます。また、少額から始められ、知識や情報収集の負担も比較的少なくて済みます。投資の基本を理解した上で、興味があれば個別株式投資にチャレンジするとよいでしょう。
Q3. 新NISAとiDeCo、どちらを優先すべきですか?
一般的には、まず新NISAの「つみたて投資枠」を優先的に活用し、余裕があればiDeCoも併用するのがおすすめです。ただし、以下の点を考慮して判断するとよいでしょう。
- 所得税の税率が高い人:iDeCoの所得控除効果が大きいため、優先度が上がる
- 資金の流動性が重要な人:いつでも引き出せるNISAが優先
- 老後資金を確保したい人:iDeCoの年金としての役割を重視
最終的には、自分のライフプランや資金計画に合わせて検討することが大切です。
Q4. 投資信託の元本割れリスクはどれくらいありますか?
投資信託は元本保証がなく、市場環境によっては元本割れするリスクがあります。ただし、長期投資を行うことでリスクを軽減できる傾向があります。過去のデータによると、株式型の投資信託でも10年以上の長期投資では元本割れする確率が10%以下に低下するというデータもあります。リスクを抑えるためには、分散投資や積立投資を行い、投資期間を長く取ることが有効です。
Q5. 投資信託の手数料はどのようなものがありますか?
投資信託の主な手数料は以下の通りです:
- 購入時手数料:購入時に一度だけ支払う手数料。ノーロード(無手数料)の商品も増えている
- 信託報酬:保有期間中ずっとかかる手数料で、年率で表示(例:年0.5%)
- 信託財産留保額:解約時にかかる手数料(ない商品も多い)
- 運用管理費用:その他の諸経費
長期投資では特に「信託報酬」が重要です。年率0.5%と1.5%では、20年間の運用で最終的な資産額に大きな差が出ます。低コストのインデックスファンドを選ぶことで、この負担を抑えることができます。
まとめ:投資信託で始める資産形成の第一歩
投資信託は、少額から始められ、専門家に運用を任せられることから、投資初心者にはうってつけの金融商品です。特に2025年は、新NISAの制度も本格化し、投資を始めるには絶好のタイミングといえるでしょう。
この記事のポイントをおさらいします:
- 投資信託はプロが運用する少額から始められる金融商品
- メリットは「少額投資」「分散投資」「専門家による運用」など
- 初心者は低コストのインデックスファンドから始めるのがおすすめ
- 新NISAやiDeCoを活用することで、税制優遇を受けられる
- 長期・積立・分散投資の三原則を守ることが重要
投資は一朝一夕で大きなリターンを得るものではなく、コツコツと長期的に続けることで効果を発揮します。焦らず、自分のペースで投資の知識を深めながら、着実に資産形成を進めていきましょう。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
※投資信託は値動きのある金融商品であり、元本保証はありません。投資判断は、商品の内容をよく理解した上でご自身の責任において行ってください。
※記載内容は2025年5月時点の情報に基づいています。最新の情報は各金融機関の公式サイトでご確認ください。
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